① BGAの制作に困ったことは有りませんか?

BMSの作家の方達が必ず一度は経験した事かもしれません。

「音切りも済んだ、譜面も作った!だけどBGAどうしよう…」

こんな事思ったこと有りませんか?当然一番理想的なのは、BGA作家の方々にお願いするのが一番良いかと思います。しかし、知り合いにBGA作家の方が居ない、もしくはお願いするのを躊躇ってしまう。結構な人が体験したことだと思います。

当然私も過去に経験しまして、それならなんとか自分でBGAを拵えれないか。そんな思いから色々と作り方を調べていましたが、どれも専門的な知識というか、簡単には作れないというのが現実です。(ちゃんと勉強すれば当然作れますが)

そんなこんなで色々調べて挫折しようかと思ったそんな時、「FL Studio10」を開いてプラグインを確認した時に、とあるプラグインが目に入りました。

その名も「ZGameEditor Visualizer」

② じゃあ「ZGameEditor Visualizer」で何が出来るの?

「じゃあ何が出来るんだい?」

良くぞ聞いて頂きました!ではどんなプラグインなのか?本文から引用しますと、

ZGameEditor Visualizer - a visualization effect plugin with movie render capability. ZGameEditor Visualizer is based on the free open source ZgameEditor that can be used to visualization create objects for the plugin.(Image-Line公式サイトより引用)

いや、英語で表記されても分かんねえよ!私も分かりません、はい。

とはいっても分からないままでは何も進みません。簡単に何が出来るのかと言いますと、下記の動画を御覧下さい。

とまあ、動画を見たら分かる通りなんとBGAの素材を作れるんですよね。

動画の中の説明の通りオートメーションで動きを制御したり、サイドチェインの欄にプラグインを指定することでその波形の強弱で描画を制御できたり。

ですが、一応簡易的なものなので痒いところに手が届かないってのも多々有ります(私がそうでした…)

バリエーションが多いのも利点とも思われがちですが、これがですね、ガンガン使っていくと実は意外とバリエーションが少ないことに気が付きます。

とはいえ、簡単な操作でこれだけ作れるのが、このプラグイン最大の利点。是非とも触って頂きたいですね!

③ じゃあ「ZGameEditor Visualizer」の使い方は?

「ちゃちゃっと使い方を教えてくれ!」

せっかちな人め!よろしい、メッチャ簡単に流れを説明しよう!

まずプラグインを起動すると

こんな感じのが出てきます。

分かりやすく項目ごとに説明をしましょうか。

 

①画面全体のエフェクト

まあアレです、画面にノイズかけたり、万華鏡みたいな効果かけたりするやつです。何があるかはその目で見たほうが一番てっとり早いです!

ただコレ結構画面全体に効果かかるので、キツくかけちゃうと折角のオブジェクトが真っ白とか有り得るので、そこら辺注意しながら選んでいきましょう。

 

②背景的なやつ(曖昧)

OK。エフェクトに関してはここまでで、次に紹介致しますは、背景的なやつ!名称?知りません。

コレ結構重要というかこれで80%決まりますね。此処をバチッと決めれば良い感じのBGAが出来ます!決めましょう。

で、使い方も正直①のエフェクトと変わらないんですよね…強いて言うならパラメータが結構多いのでちょこっと苦労するかもしれません。

ですが基本は同じ!良さ気なのを見つけましょう!手探りってのも投げやりな感じですが覚えるのには一番手っ取り早いですよ!

 

③オブジェクトみたいやつ(曖昧その2)

さあさあ、次に弄るは一番目立つオブジェクトを作る作業ですね!さっきので80%決まると言いましたが、コレもまた重要、変なのにすると減点レベルで台無しにしちゃいます(いや、個人の自由ですけども!)

ではコレの弄り方はなんと!

①、②と一緒でございます。

説明する意味有ったのかと言いたい気持ちも分かりますが、コレは流れ的に分かりやすいかなと思って項目ごとに分けた為なのでご了承を。

此処のポイントは如何に背景と曲に合わせてマッチさせるかです。コレに関しては、後ほど紹介する④サイドチェインの項目でお話しましょう。

けれども最終的にはご自分の判断です。自分が素晴らしいと思えるオブジェクトをガンガン選択して表示していきましょう!

 

④サイドチェイン

これもかなり重要です。というか上の3つの要素を更に引き立てる重要な役割です。

じゃあこいつは一体どんな役割を果たすのか?簡単に申し上げますと、

音に合わせてオブジェクトや背景が動いてくれる!

まるで夢のような機能です。簡単にBGA素材を作れると聞いたなら、まずBPMの同期までは想像しません。

しかし使いようによっては、更に動きを発展させることの出来る機能なのです!しかも使い方メッチャ簡単です。

では使い方を説明致しましょう。まずはサイドチェインの項目を選択すると、恐らくFLの作業してた人には見慣れた項目が出てくると思いますが、此処ではFLの初期設定を基準として説明致します。

選択するとおそらくkick hat clap snareの4つが出てきたと思います(その他が出た場合は無視して下さい)

例えばキックを選択すると曲を流してる時にキックの音が鳴った時、対応したオブジェクトがその音に反応して動いてくれます。

どんな感じか分かりにくい方は後ほどサンプルの動画を載せていますのでそちらをご覧下さい!

他にもメロディの音とかを選択すると盛り上がりに合わせて動いてくれたりもしますよ!

 

⑤パラメーター

もうご想像の通りです。色々弄れます。

光り具合とかオブジェクトの大きさ、回転の方向や軸のずらし、透過や反射などありとあらゆる効果を弄れます。

FLがヒイヒイ言うまで弄り倒してやって下さい(注:あんまり極端に弄り過ぎると #FLochita になり兼ねないのでご利用は計画的に。)

 

⑥まとめ

さて、弄り倒した所で満足はいきましたでしょうか?当然これら全ての事はオートメーションでリアルタイムに制御することも可能です。

色々と組み合わせることで可能性を無限大に広がります。

では全てを仕上げた所で今度は出力してみましょう。

④ 動画の出力の仕方は?

「良い感じのが出来たよ!これどうするの?」

ええ、出力しないとただ見るだけの産物と化してしまいます。この世に送り出すには出力しなければなりません。

では出力の仕方はどうするか?これも簡単。実は曲を出力すると同時に一緒に動画も出力してくれます。

その際にいつもは出てこない画面が出てきます。fpsや動画の出力場所を指定したり出来ます。そこはお好きな設定でどうぞ。

これで動画の出来上がりです。なお、この動画には一緒に曲の音も入ります。

ついでにオートメーションで色々切り替えながらも出来ますが「Windows Movie Maker」を使用することによりゴリ押しでBGAを作ることも出来ます。

やり方的にはBGA素材をたくさん作る。その後でムービーメーカーで曲に合わせて動画を切り貼りしたりして仕上げる。

例として次の動画を参考程度に置いておきます。

予め言っておきますとこの動画は、BMSイベントの「東方音弾遊戯7」に参加している「Misting Cyanlake」という曲のBGAです。

…すいません。軽くステマみたいな感じになってますが私のBMS作品ですはい。曲、譜面、BGA全て一人で仕上げています。このFLでBGAを作る事で、一人で全ての作業を担当することも可能なのです!

 

⑤ さいごに

如何でしたでしょうか?満足なBGAは作れましたでしょうか?

コレを気にBGAを作る人が増えれば私としましても、とても嬉しいです。是非皆さんが、ステキなBGA制作ライフを送れることを心から願っております!

もし何か不明な点が有れば(@siverrexxyz)のTwitterアカウントまでリプライでもDMでもお送りください。出来る限りのご協力はさせて頂きます!

 

 

 

あ、遅れましたがメリークリスマス。(現時刻 12/26)

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